24日夜、大阪 和泉市で、母親と息子のトラブルの通報を受けて現場に駆けつけた警察官が、刃物を持って向かってきた息子に、拳銃の弾1発を発射しました。銃弾は右胸付近にあたり、まもなく死亡したということで、警察が当時の状況を調べています。
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24日午後7時すぎ、和泉市箕形5丁目のアパートで「母親が息子に殺される」と親族から警察に通報がありました。警察によりますと、警察官3人が駆けつけると、刃物を持った30代の息子がアパートの駐車場で暴れていて、その後、部屋に入り鍵をかけて立てこもったということです。このため、警察官が玄関のチェーンを切って部屋に入ると、刃物を持って向かってきたということで、男性警部補が拳銃の弾1発を発射し、右胸付近にあたったということです。警察は殺人未遂などの疑いで佐々木祐容疑者(39)をその場で逮捕したあと、手当てのためすぐに釈放していましたが、搬送先の病院で死亡しました。また、同じアパートに住む50代と20代の男性が首や顔にけがをしていて、いずれも佐々木容疑者に切りつけられたとみられ、病院で手当てを受けています。警察は母親から事情を聴くなどして詳しい状況を調べています。大阪府警和泉警察署の尾崎雅一副署長は「容疑者が亡くなったことは残念ですが、詳細については現在調査中です」とコメントしています。

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